ゴミ捨て不用品回収を説く

カラスや犬、猫からゴミを守るためにできるゴミ置き場の対策について

ゴミ置き場のカラス対策

ゴミを出す時、必須となるのがカラス(犬猫)のゴミ荒らし対策です。特に春から夏にかけてのカラスの繁殖期は、カラス対策を行わないとゴミ置き場が荒らされるなどの被害が頻発する恐れがあります。そうした被害を防ぐためには、日頃から対策を意識しつつゴミ出しを行わなくてはなりません。

まずカラス対策の基本とも言えるのが、ゴミ出しの時間を守ることです。カラスのエサ集めは朝の早いうちから行われます。繁華街の飲食店などから、深夜の内にエサとなる生ごみが出て来ること、また明け方は安全にエサを集めやすいことをカラスは知っているのです。

カラスのエサ集めからゴミを守るためには、ゴミがカラスの目に触れないよう気を付ける必要があります。そのためにはできるだけ、ゴミ回収の直前にゴミを出す事が重要となります。直前とはいかなくとも、せめて空が完全に明るくなってからゴミを出すようにすることが大切です。面倒臭いからといって、前日の夜からゴミ出しをしてしまうと、カラスにゴミを荒らされるリスクは格段に高まることとなります。

ゴミ散乱防止ネット

次にカラス対策として大切なのが、カラスにゴミをエサと認識させないことです。具体的にいうと、エサとなる生ゴミなどを隠してからゴミ出しをするのです。カラスは特に視覚の優れた鳥類であり、エサなどを探す時は基本的に目に頼っています。そのため新聞紙などで生ごみを包んで、さらにゴミ袋の中心にでも入れてしまえば、それだけでカラスはゴミをエサと認識できなくなります。

ゴミステーションやゴミ散乱防止ネットを用いて、カラスが物理的にゴミに触れられないようにするのもひとつの手段です。ゴミステーションやゴミ散乱防止ネットは、犬や猫などのゴミ荒らしも同時に防ぐことが可能で、ゴミ散乱の防止策としては非常に効果が高いといえます。

ただしそうしたものを利用する際は、隙間からゴミに触れられないよう、十分に気を付ける必要があります。カラスは非常に知能の高い鳥類であり、ただ被せただけのネットなどは、くちばしで器用にめくってしまいます。そうした状況を防ぐためにも、ネットの端に重石を置くなど何らかの対策が必要となるのです。

ゴミステーション

ゴミステーションについてもあまりに網目が大きいようなものは、カラス対策として十分でありません。なぜなら網目の隙間からゴミを突かれてしまうためです。そのためゴミステーションを利用する際は、カラスのくちばしが入らない、できるだけ細かい網目のものを選定するようにしましょう。

カラスは一度「エサ場」を認識してしまうと、そこを集中して荒らす傾向にあります。そうした状況になると対策にも長い期間が必要となってしまうため、ゴミ置き場がそうした環境にならないよう、あらかじめ対策しておくことが大切です。